「見た目をきれいにするだけでなく、家の性能そのものを高めて、これからも長く、安心して快適に暮らしたい」
そんな本格的なリフォームをお考えの方に、ぜひ知っていただきたいのが「長期優良住宅化リフォーム推進事業」です。これは、既存住宅の性能を向上させ、世代を超えて住み継げる「長期優良住宅」レベルへと価値を高めるリフォームを、国が強力に支援する補助金制度です。
補助額は最大210万円/戸と非常に高額で、大規模なリフォームを検討されている方にとっては大きなメリットがあります 。
どんなリフォームが対象?ただ新しくするだけじゃない
この事業の目的は、住宅の長寿命化です。そのため、補助金を受けるには、リフォーム工事の前に以下の3つのステップを踏むことが必須となります 。
- 事前のインスペクション(住宅診断)の実施 リフォーム前に専門家による住宅診断を行い、建物の現在の状態を正確に把握します。
- 維持保全計画の作成 リフォーム後の住宅を良好な状態で維持していくため、将来の点検や修繕に関する計画を作成します。
- 一定の性能基準をクリアする計画 リフォーム工事によって、定められた性能基準(耐震性、省エネ性など)を満たすことが求められます。
補助金の対象となる主な工事内容
上記の必須条件を満たした上で、以下のような幅広い工事が補助金の対象となります 。
- 必須となる性能向上工事
- 劣化対策: 構造躯体の腐食やシロアリ対策など
- 耐震性向上: 耐震補強工事など
- 省エネルギー対策: 壁・床・天井の断熱工事や高断熱窓への交換など
- 任意で追加できる工事(性能向上と併せて実施)
- 子育て世帯向け改修: 子供の見守りや家事負担軽減に資する工事
- 三世代同居対応改修: キッチンや浴室、玄関などを増設する工事
- 防災性・レジリエンス性の向上: 災害への備えや、停電時に役立つ設備の導入など
気になる補助金額は?
補助金額は、リフォーム後の住宅がどのレベルの性能を満たすかによって、基本額が変わります 。
- 性能基準を満たすリフォームの場合: 上限80万円/戸
- 「長期優良住宅(増改築)」の認定まで取得するリフォームの場合: 上限160万円/戸
さらに、子育て世帯や三世代同居のための改修を行う場合など、特定の条件を満たすと、上記の基本額に50万円が加算されます 。
これにより、補助金は最大で210万円/戸となります 。
専門知識が不可欠な制度。ぜひプロにご相談を
インスペクションの手配、性能向上のための専門的な設計、維持保全計画の作成、そして複雑な補助金の申請…。この事業を最大限に活用するには、建築に関する幅広い知識と経験が不可欠です。
私たちコバヤシ工業は、こうした大規模な性能向上リフォームを得意としております。お客様のご自宅の状況とご希望を丁寧にお伺いし、この価値ある補助金制度を活用できるかどうかの診断から、計画のご提案、申請手続きの代行まで、責任を持ってワンストップでサポートいたします。
ご自宅の資産価値を未来へと繋ぐリフォーム、ぜひ一度私たちにご相談ください。