お問合せ
Life Style & Design studio - KOBAYASHI KOGYO
なぜ今、「省エネ」が必要なのか? 2025年度からの省エネ基準適合義務化と、その先の動向

2025.10.09
なぜ今、「省エネ」が必要なのか? 2025年度からの省エネ基準適合義務化と、その先の動向

「省エネ住宅」や「ZEH(ゼッチ)」といった言葉を耳にする機会が、この数年で急激に増えたと感じていませんか? これらは単なる流行り言葉ではなく、私たちの未来の暮らしに関わる、非常に重要なキーワードです。

今回の記事では、なぜ今、これほどまでに「省エネ」が重要視されているのか、その背景にある国の大きな目標と、家づくりにおける具体的な変化、そしてコバヤシ工業が考える「これからの家づくり」についてお話しします。

大きな背景:国が掲げる「2050年カーボンニュートラル」という目標

すべての始まりは、国が掲げる「2050年までにカーボンニュートラルを実現する」という大きな目標です 。カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにすること。この目標達成のため、産業界だけでなく、私たちの暮らし、特にエネルギー消費の大きい「住宅」分野での取り組みが不可欠となっています。

第一のステップ:2025年4月から始まった「省エネ基準適合義務化」

その具体的な第一歩として、2025年4月、建築物省エネ法が改正・施行されました 。これにより、原則としてすべての新築住宅・建築物に対して、「省エネ基準」への適合が法律で義務付けられました

これまでは一定規模以下の住宅では基準についての「説明義務」に留まっていましたが 、これからは法律で定められた最低限の省エネ性能をクリアしなければ、家を建てることができなくなったのです。これは、日本の家づくりの歴史において、非常に大きな転換点と言えます。

未来を見据えて:2025年の基準は、あくまで「最低ライン」

しかし、ここで最も重要なことは、2025年から義務化された省エネ基準は、あくまで「最低ライン」に過ぎないということです

国はすでに、さらなる未来を見据えたロードマップを明確に示しています。

  • 2030年までには、省エネ基準が現在のZEH(ゼッチ)水準に引き上げられます
  • 2027年度からは、ZEHの定義そのものが見直され、より高い断熱性能(断熱等級6)などが求められる新しいZEHがスタートする見込みです

つまり、今、2025年の最低基準ギリギリで家を建ててしまうと、わずか数年後には「基準を満たしていない家」となってしまう可能性があるのです。

コバヤシ工業が考える「これからの家づくり」

私たちコバヤシ工業は、これらの法改正や基準の引き上げを、単にクリアすべき「制約」とは考えていません。むしろ、お客様にとってより快適で、健康的、そして資産価値の高い住まいを提供する絶好の機会だと捉えています。

省エネ性能の高い家は、光熱費が削減できるという経済的なメリットはもちろん、冬のヒートショックのリスクを減らし、室内の温度差が少ないことで身体への負担を軽減するなど、ご家族の健康にも大きく貢献します。

さらに私たちは、その一歩先も見据えています。それは、住んでいる間のエネルギー消費(オペレーショナルカーボン)だけでなく、建材の製造や建設、そして将来の解体時に排出されるCO2(エンボディドカーボン)まで含めた、住まいの生涯(ライフサイクル)における環境負荷です 。木材をはじめとする環境負荷の少ない建材を適切に選び、長く大切に住み継げる家を建てること。

それが、私たちコバヤシ工業の考える「これからの家づくり」です。 目先の基準を満たすだけでなく、10年後、20年後も「この家を建てて良かった」と心から思える、未来のスタンダードとなる住まいをご提案してまいります。 ソース

CONTACT お問い合わせ

事業の未来を拓くご相談も、
人生を豊かにする夢のお話も。
まずはお気軽にお聞かせください。
コバヤシ工業は、お客様との対話を
何よりも大切にしています。