
標高が高く、冬の冷え込みが厳しいここ富士五湖地域。 運送業や製造業を営む経営者の皆様にとって、倉庫や工場の環境整備は、単なる「保管場所の確保」以上の悩みがあるのではないでしょうか。
「冬場、倉庫内が氷点下になり、従業員の作業効率が落ちる」 「湿気で保管している商品の箱がふやけてしまった」 「大雪が降ると、トラックの出入りだけで半日潰れてしまう」
これらは、都心の建設会社にはなかなか伝わりにくい、この地域特有の切実な課題です。
私たち株式会社コバヤシ工業は、地元・富士五湖エリアで創業以来、この土地の気候と向き合い続けてきました。 今回は、厳しい自然環境の中でも、大切な商品と従業員様を守り、事業を止めないための「地域密着型の倉庫建設」についてお話しします。
地面が凍る?「凍結深度」へのこだわり

倉庫を建てる際、皆様は「基礎(地面下のコンクリート部分)」をどれくらい意識されていますか? 実は、この地域で最も気をつけなければならないのが、この基礎の深さです。
専門用語で**[凍結深度]**という言葉があります。
「凍結深度」とは?
冬の寒さで、地面が凍ってしまう深さのことです。地面に含まれる水分が凍ると、土が膨張して地面を押し上げます(霜柱の強力なやつ、とイメージしてください)。もし基礎がこの深さより浅いと、建物ごと持ち上げられ、壁にヒビが入ったり、床が歪んだりしてしまいます。
富士北麓地域は寒さが厳しく、この凍結深度が他の地域よりも深く設定されています。 コストを下げようとして基礎を浅くすれば、数年後に必ずガタが来ます。
私たちコバヤシ工業は、法律で定められた基準を守るのはもちろん、建設予定地の土壌の性質や日当たりまで考慮し、「絶対に動かない基礎」を作ることに心血を注いでいます。見えない部分だからこそ、地元のプロとして嘘はつけません。
「湿気」と「結露」から商品を守る技術
霧が発生しやすい富士五湖周辺では、倉庫内の「湿気対策」も重要です。 特に運送業のお客様からよく聞くのが、「鉄骨の屋根からポタポタと水滴が落ちてきて(結露)、荷物が濡れてしまった」というトラブルです。
単なる鉄板一枚の屋根や壁では、外気との温度差で必ず激しい結露が起きます。 そこで私たちは、コストとのバランスを見ながら、通常の工法に加えて、断熱材をサンドイッチしたパネル工法や、結露防止材(ペフ)がついた屋根材、ウレタンの吹付などを提案しています。
**[結露対策]**は、商品をカビや水濡れから守るだけでなく、大切な製造機械を錆(サビ)から守ることにも繋がります。 「初期費用は少しかかったけど、商品ロスの金額を考えれば安いものだった」 そう言っていただくことも少なくありません。
現場監督の視点。「雪の日」も事業を止めないために

そしてもう一つ、私たちが大切にしているのが「冬の動線」です。
図面上でトラックが通れるスペースがあっても、現場監督はこう考えます。 「ここに屋根の雪が落ちてきたら、フォークリフトが通れなくなるのではないか?」 「除雪車が入って雪を積み上げるスペース(雪代)を確保しておかないと、大雪の日に出荷が止まってしまう」
これが、**[雪かき動線]**まで計算に入れた設計です。
景観条例への対応もお任せください
富士五湖地域、特に富士山周辺は、建物の色や高さに対する景観条例が非常に厳しいエリアでもあります。 「自社のコーポレートカラーを使いたいけれど、条例に引っかかるか心配」 「申請手続きが複雑でよくわからない」
そんなお悩みも、地元の実績豊富な私たちにお任せください。 周囲の自然環境と調和しながら、御社の存在感をしっかりアピールできるデザインをご提案いたします。
まとめ
富士五湖地域での倉庫建設は、ただの「箱」を作るだけでは不十分です。
- **[凍結深度]**を遵守した、冬の寒さに負けない強固な基礎
- 商品や機械を守るための、徹底した**[結露対策]**
- 大雪の日でも事業を継続できる**[雪かき動線]**の確保
これらは、この土地で長く事業を続けていくための「守り」の要です。
株式会社コバヤシ工業は、御社の事業を足元から支えるパートナーでありたいと考えています。 「土地探しから相談したい」「今の倉庫の寒さをなんとかしたい」など、どんな小さなお悩みでも構いません。まずは私たちにご相談ください。