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ZEH(ゼッチ)とZEH+(ゼッチプラス)の違いとは?補助額が変わるポイントを解説!

2025.10.09
ZEH(ゼッチ)とZEH+(ゼッチプラス)の違いとは?補助額が変わるポイントを解説!

前回の記事で、これからの家づくりでは「省エネ」が法律の基準となり、ZEH(ゼッチ)が新たなスタンダードになっていく、というお話をしました。

しかし、「ZEHのことは聞いたことがあるけれど、『ZEH+』や『Nearly ZEH』という言葉もあってよく分からない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、これらの言葉の意味、特に基本となる「ZEH」と、より高性能で補助金も増額される「ZEH+」の違いについて、分かりやすく解説します。

まずは基本の「ZEH」を知ろう

ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。 簡単に言うと、「使うエネルギー」を減らし、「創るエネルギー」を増やすことで、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にすることを目指す住宅のことです

ZEHとして認められるためには、主に3つの要素が必要になります。

  1. 高断熱(使うエネルギーを減らす①)
    • 住宅の断熱性能を高めて、外の暑さや寒さの影響を受けにくくします 。具体的には「断熱等性能等級5」という基準をクリアする必要があります 。
  2. 省エネ(使うエネルギーを減らす②)
    • LED照明や高効率なエアコン、給湯器などを導入することで、エネルギー消費量を国の基準より20%以上削減します 。
  3. 創エネ(エネルギーを創る)
    • 太陽光発電システムなどを設置して、家庭でエネルギーを創り出します 。

上位グレード「ZEH+」の3つの追加条件

ZEH+(ゼッチプラス)は、ZEHの基準をさらに強化し、より高い省エネ性能とエネルギーの賢い使い方を目指す、ZEHの上位グレードです。

ZEHの3つの要素に加えて、以下の3つの条件のうち2つ以上を満たす必要があります。

  1. <性能の強化①> さらなる高断熱
    • 断熱性能を「断熱等性能等級6」以上に引き上げます 。ZEHよりもさらに断熱性を高めることで、より快適でエネルギー効率の高い住環境を実現します。
  2. <性能の強化②> さらなる省エネ
    • エネルギー消費量を、国の基準より25%以上削減する必要があります(ZEHは20%以上)。
  3. <設備の導入> エネルギーの自家消費を拡大する措置
    • 太陽光で創った電気をさらに賢く使うため、以下の設備のうち1つ以上を導入します 。
      • 蓄電システム(蓄電池)
      • V2H充放電設備(電気自動車のバッテリーを家庭用蓄電池として利用する設備)
      • 高度エネルギーマネジメント(HEMS) など

なぜ「ZEH+」を目指す価値があるのか?

より厳しい基準が求められるZEH+ですが、目指すことには大きなメリットがあります。

  • 補助金が増額される
    • 国の「戸建住宅ZEH化等支援事業」では、ZEHが55万円/戸の補助であるのに対し、ZEH+は90万円/戸と、補助額が大きく増額されます 。
  • より快適で光熱費もお得に
    • 断熱性能が上がることで、夏は涼しく冬は暖かい、より快適な室内環境が実現できます。冷暖房の効率も上がり、ZEH以上に光熱費を削減できます。
  • 未来基準の家で、資産価値も維持しやすい
    • 前回の記事でお伝えした通り、国の省エネ基準は今後さらに厳しくなっていきます。ZEH+の基準は、2027年度から見直される新しいZEHの基準に近いものです 。今からZEH+の家を建てることは、将来にわたって資産価値を維持しやすい、賢い選択と言えます。

※補足:都市部の狭小地向けの「ZEH Oriented」や、日射量が少ない地域向けの「Nearly ZEH」など、立地条件に合わせたZEHの定義もあります

複雑な基準も、専門家と一緒なら安心です

ZEH、ZEH+、Nearly ZEH…。たくさんの専門用語が出てきましたが、お客様がすべてを完璧に理解する必要はありません。

私たちコバヤシ工業は、お客様のライフスタイルやご予算、そして将来の暮らしのご希望を伺いながら、「ZEHとZEH+、どちらが最適か」「どの設備を導入すれば補助金を最大限活用できるか」といった専門的な視点から、最適なプランをご提案します。

未来のスタンダードとなる住まいづくり、ぜひ私たちにご相談ください。

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